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弘前桜物語 ~七にまつわる桜の物語~

弘前公園は染井吉野を中心に、枝垂桜、八重桜など、52種類約2,600本の桜が咲き誇ります。染井吉野の場合は、樹齢100年を越えた古木でも1つの花芽から咲く花の数が4個から5個と多いのが特徴で、満開の枝の下にたたずむと空が見えないほど豊かに咲く優美な桜は、日本一の徹底した管理から生まれています。
弘前公園の桜守がオススメする七つの風景「弘前桜七景」や見応えのある厳選7品種の八重桜「弘前七桜」、一つの花芽から7つの花が咲く「弘前七輪咲き桜」と七にまつわる桜の見どころをお楽しみください。

弘前桜景(ひろさきさくらしちけい)

「弘前桜七景」は、弘前公園の桜の見どころの中から、桜守がオススメする7か所の風景を紹介します。桜の枝が重なりあって「ハート」の形に見える風景や天然記念物指定の風格ある古木、弘前城天守や城門、老松とのコントラストも弘前公園ならではの桜の風景です。
そして、桜はつぼみから咲き始め、満開に近づくにつれて花びらの色が変化していきます。桜吹雪や花筏など、見るタイミングによって、刻一刻と表情を変える桜をお楽しみください。
また、ライトアップされた夜桜は幻想的な姿を浮かび上がらせます。

[景色①]弘前公園最長寿のソメイヨシノ

  • [景色①]弘前公園最長寿のソメイヨシノ
  • 撮影スポット:東内門付近

    明治15年(1882)に旧藩士の菊池楯衛が1千本のソメイヨシノを寄贈したうちの1本。 リンゴの栽培技術を参考にした「弘前方式」というサクラの管理により、今もなお豊かな花を咲かせている。青森県天然記念物として指定され、苔むした樹皮からは老木の風格を感じさせる。

[景色②]桜のハート

  • [景色②]桜のハート
  • 撮影スポット:秘密

    2本の桜の枝が重なりあい、空にハート型を描くように見える場所。サクラの樹勢調査の際、桜守が発見した。上を見ながら桜のハートを探してみてはいかがでしょうか。スポットの足元にあるハートのマークが目印となっている。

[景色③]春陽橋

  • [景色③]春陽橋
  • 撮影スポット:西濠

    西濠にかかる「春陽橋」。水面に映るライトアップされたサクラは幻想的。日没後15分から20分にかけての夕焼けに染まるサクラは、昼の姿から一変しピンク色に輝く。

[景色④]桜のトンネル

  • [景色④]桜のトンネル
  • 撮影スポット:西濠東側

    西濠の東側の並木は、約360mの両側に約110本のサクラが植栽されている。サクラの剪定技術により桜のトンネルをつくっている。

[景色⑤]
花筏

  • [景色⑤]花筏
  • 撮影スポット:外濠

    外濠が散った花びらに埋め尽くされる「花筏」。満開を3日過ぎたころから「花筏」の見頃となる。
    1つの花芽から咲く花が多いことから、散りながらも咲き出すつぼみがある。散った花びらと樹上の花びらはまるでサクラの万華鏡のようだ。

[景色⑥]
弘前城天守と八重紅枝垂

  • [景色⑥]弘前城天守と八重紅枝垂
  • 撮影スポット:本丸

    本丸に多く植栽される八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)。江戸時代から現存する弘前城天守と風になびくサクラのコントラストは、弘前ならではのもの。

[景色⑦]
関山のトンネル

  • [景色⑦]関山のトンネル
  • 撮影スポット:四の丸

    紅紫色のサクラ、関山(カンザン)の並木。色鮮やかなピンクのトンネルをつくっている。花びらは20枚から50枚ほどで見ごたえがある。

弘前桜(ひろさきしちざくら)

弘前公園内には染井吉野に続いて咲き始める桜が40品種約700本あり、その桜の中から厳選7品種の八重桜を『弘前七桜』と名付け、『さくらカレンダー』で見頃を紹介します。染井吉野から始まる桜のリレーをお楽しみください。

さくらカレンダー
弘前七桜の説明:1学名 2植栽場所 3本数 4特徴

[桜①]
八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)

  • [桜①]八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)
  • 1Cerasus itosakura ‘Plena Rosea’ 2本丸、二の丸、ピクニック広場、弘前城植物園 3171本 4エドヒガンの栽培品種。花は紅色で直径約2.5㎝、花弁は 15~20枚の八重咲き品種。弘前公園では、染井吉野の開花後3~5日後から咲き始める。また、満開期間は1週間ほど続き花もちがよい品種である。明治時代、仙台市長であった遠藤庸治が仙台市内で増やし、その子孫樹を各地に贈って普及に努めたことから、「遠藤桜」とも呼ばれている。

[桜②]
弘前雪明かり(ヒロサキユキアカリ)

  • [桜②]弘前雪明かり(ヒロサキユキアカリ)
  • 1Cerasus ‘Hirosaki-yukiakari’ 2ピクニック広場(原木)、北の郭、弘前城植物園 34本 4市民からの寄付で植栽されたもので、咲き始めは淡紅色の覆輪が入り、満開になると白色に変わる。花の直径は約5cm、花弁は11~17枚の大輪八重咲き品種。弘前公園では、染井吉野の開花後6~9日後から咲き始める。名前は、平成元年(1989)に盛岡市の育種家である橋本昌幸氏により提案された。ピクニック広場には原木があり、弘前発祥の八重桜として価値ある原木である。

[桜③]東錦(アズマニシキ)

  • [桜③]東錦(アズマニシキ)
  • 1Cerasus Sato-zakura Group‘Azuma-nishiki’ 2二の丸、ピクニック広場 313本 4花は淡紅色で、外側の花弁は紅色。花の直径は約5cm、花弁は15~20枚の大輪八重咲き品種。弘前公園では染井吉野の開花後9~10日後から咲き始める。東京の荒川堤にあったものを京都の造園家佐野藤右衛門が保存し、今に伝わったとされている。

[桜④]鬱金(ウコン)

  • [桜④]鬱金(ウコン)
  • 1Cerasus Sato-zakura Group‘Grandiflora’ 2本丸、ピクニック広場。弘前城植物園 312本 4花は黄色で直径は約4㎝、花弁は10枚~25枚の八重咲き品種。弘前公園では、染井吉野の開花後10~11日後から咲き始める。名前は、ウコン(ショウガ科)の根を染料に用いた鬱金色に由来し、混同されないよう「鬱金桜」とも呼ばれる。明治期の桜の名所、東京府江北村(現・東京都足立区)の荒川堤で栽培されていた品種といわれている。

[桜⑤]松月(ショウゲツ)

  • [桜⑤]松月(ショウゲツ)
  • 1Cerasus Sato-zakura Group‘Superba’ 2北の郭、弘前城植物園、追手門付近 33本 4花は直径5㎝、花弁は20~30枚の大輪八重咲き品種。内側の花弁は白色で外側の花弁は淡紅色。花弁の先端に細かな切れ込みが多いところがナデシコに似ている。弘前公園では染井吉野の開花後11~12日後から咲き始める。若芽は黄緑色で花よりやや遅れて伸び出す。

[桜⑥]関山(カンザン)

  • [桜⑥]関山(カンザン)
  • 1Cerasus Sato-zakura Group‘Sekiyama’ 2四の丸、ピクニック広場、二の丸、弘前城植物園、西濠 3106本 4花は紅紫色で直径は約5㎝、花弁は20~50枚ほどの大輪八重咲き品種。弘前公園では染井吉野の開花後12~14日後から咲き始める。花びら1枚1枚が散るため、紅紫色の花吹雪は見事である。全国で見られるサトザクラの代表的な品種で、花が塩漬けに用いられることでも知られている。

[桜⑦]普賢象(フゲンゾウ)

  • [桜⑦]普賢象(フゲンゾウ)
  • 1Cerasus Sato-zakura Group‘Albo-rosea’ 2本丸、二の丸、弘前城植物園、ピクニック広場 322本 4花は淡紅色で、直径約5㎝、花弁は20~50枚の大輪八重咲き品種。弘前公園では染井吉野の開花後13~16日後から咲き始め、同時に紫褐色の若芽が伸び出す。 花の中心から花が現れる2段咲きの特徴が顕著である。名前は、普賢菩薩の乗っている象のことで、葉化した1~2本の雌しべがこの象の鼻や牙に似ていることから、この名が付いたといわれている。

弘前輪咲き桜(ひろさきしちりんざきざくら)

[桜⑦]普賢象(フゲンゾウ) 弘前方式の徹底したさくらの管理技術により、ボリュームのある見事な桜を咲かせます。
一般的に、桜は一つの花芽から咲く花の数が3~4つですが、弘前公園の桜は花が4~5つにもなります。まれに、7つの花が咲くものもあります。
それは七輪咲き桜と呼ばれており、『七輪咲き桜を見つけた夜に見た夢は、そっくりそのまま叶う』と言われています。
ぜひ、弘前公園の七輪咲き桜を探してみてください。


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