きてみて、ひろさき。ここみて、弘前

#青森県 #弘前市
#観光情報
#グルメ情報
ホーム > 弘前ねぷた300年記念「弘前ねぷた本」カレンダー

弘前ねぷた300年記念「弘前ねぷた本」カレンダー

弘前ねぷた300年祭カレンダー~歴史と伝統の継承、そして未来へ~ お囃子動画

ねぷた囃子を聴きながら各月の画像をお楽しみください。

絵師プロフィール
1月/竹森節堂(たけもりせつどう)
竹森節堂 弘前ねぷた300年祭カレンダー1月

明治29年(1896)~昭和45年(1970)
弘前市生まれ。本名、竹森規矩次郎。
八戸鶴静・寺島仙袋(この時「節堂」の画号を受ける)・鶯谷・龍岬・野田九甫らに日本画を師事。
昭和15年(1940)日本美術協会会員。
昭和35年(1960)第一回県展審査員。
昭和41年(1966)県褒章。
昭和43年(1968)弘前市功労賞、県文化賞。
代表作は弘前市立博物館に保存されている。

2月/石澤龍峡(いしざわりゅうきょう)
石澤龍峡 弘前ねぷた300年祭カレンダー2月

明治36年(1903)~昭和55年(1980)
弘前市生まれ。本名、石澤豊。
弘前では仏画の三上大弘に師事。
京都川端画学校卒。弘前和洋裁女学校美術師。
大正13年(1924)、日本画全国実力調査会一等賞。
昭和 8年(1933)、宮内庁及び皇太后に作品献上。
昭和10年(1935)、「大元師明王」により「天覧を賜る」を受印。
昭和11年(1936)、中国水粉河内区県知事就任。
昭和50年(1975)、津軽錦絵作家協会結成、初代会長就任。青森県褒章受賞。
昭和52年(1977)、日本文化振興会アカデミー賞受賞。
代表作は弘前市立博物館に保存されている。

3月/長谷川達温(はせがわたつおん)
長谷川達温 弘前ねぷた300年祭カレンダー3月

大正10年(1921)~平成元年(1989)
弘前市生まれ。正伝寺住職。
昭和25年(1950)~中野啓次郎の勧めにより本格的にねぷた絵師の道へ。
昭和28年(1953)~30年、竹森節堂に師事。
昭和46年(1971)、志功ねぷたの制作に協力(ロウ画きなど)。
昭和56年(1981)、津軽錦絵作家協会二代目会長就任、以後逝去まで在任。
昭和57年(1982)、シルバー卍賞受賞。
この間、弘前ねぷたが重要無形民俗文化財指定に尽力。
また、講習会を各地で催し、ねぷたの絵の普及発展に寄与。
さらには、佐藤大節、堀江清泉、斎藤北明、長谷川寿一など実力派絵師を育成。
代表作は弘前市立博物館に保存されている。

4月/阿部義夫(あべよしお)
阿部義夫 弘前ねぷた300年祭カレンダー4月

昭和3年(1928)~平成元年(1989)
弘前市生まれ。
父方の祖先に絵師高山雲呂を持ち、十代よりねぷた・凧絵の道へ。
21歳より、40年間、一年も休むことなく大型ねぷたを手掛け、その台数は古今の絵師の中でも最高とされ、 「阿部時代」を現出させたことは特筆に価する。
また、津軽錦絵作家協会三代目会長に就任、よく先導の重責を果たし、斜里町のねぷたの指導にも携わった。
代表作は弘前市立博物館に保存されている。

5月/佐藤大節(さとうだいせつ)
佐藤大節 弘前ねぷた300年祭カレンダー5月

昭和9年(1934)~平成29年(2017)
弘前市生まれ。
昭和45年(1970)、ねぷた絵師長谷川達温に師事。
昭和46年(1971)、志功ねぷたの制作に協力(ロウ画きなど)。
昭和56年(1981)、日本凧の会入会。保存・継承を目的に、凧絵・ねぷた絵教室を開き、200人を超える生徒が来る。
昭和57年(1982)、津軽錦絵節友会発足。
昭和60年(1985)、日本美術年鑑掲載。国際美術展出品。
昭和61年(1986)、黒石市最優秀賞連続二十数回。平賀町長賞連続10年。
昭和62年(1987)、津軽美術展入選。
弘前市の他、黒石、平賀、田舎館等のねぷたを描き、その数は前ねぷたを入れると800台を超えている。

6月/斎藤北明(さいとうほくめい)
斎藤北明 弘前ねぷた300年祭カレンダー6月

昭和22年(1947)~平成6年(1994)
弘前市生まれ。大学時代より長谷川達温に師事。
奥様(二代目斎藤北明)も同時期に門下生として修行している。
昭和51年(1976)友人達と津軽ねぷた歴史研究会を設立。
昭和62年(1988)から同会がオランダ、ドイツ、スペイン、フランス、ベルギー、アメリカ等に出陣。
絵師として、国際文化交流を果たした役割は特筆に値する。
津軽錦絵作家協会事務局長。
平成6年(1994)、岩木山登山中不慮の事故により急逝。

7月/高橋翔龍(たかはししょうりゅう)
高橋翔龍 弘前ねぷた300年祭カレンダー7月

昭和19年(1944)~
弘前市生まれ。中学一年の学校祭でのねぷたが初陣。
ねぷたを描きたい一心で弘前高校へ進学、大学卒業後、 教師として赴任した今別町のねぷたを六年間、昭和51年(1976)から地元松原のねぷたを手掛け、地域に貢献。 教職という立場上、多くのねぷたを手掛けることができないが、それ故一作入魂。
平成9年(1997)、津軽錦絵作家協会会長就任。

8月/聖龍院龍仙(せいりゅういんりゅうせん)
聖龍院龍仙 弘前ねぷた300年祭カレンダー8月

昭和21年(1946)~
旧岩木町生まれ。
独学で絵を描いてきたが、昭和43年(1968)、石澤龍峡に入門。
幼い頃から憧れていた「ねぷた」絵を描くようになり、昭和52年(1977)、弘前ねぷたまつりで青森県知事賞を受賞。
毎年、多くの制作台数かかえても、絵柄が一つとして似ているものがない、というのもまた注目に値する。
画面中央に位置する主役の顔が、全体を睥睨するかのような、八方睨みの型をとり、 あくまでも凛々しく端正な表情であるのに対し、脇役は徹底して崩される。
これが独特の立体感を生み出す要因となっている。

9月/三浦呑龍(みうらどんりゅう)
三浦呑龍 弘前ねぷた300年祭カレンダー9月

昭和27年(1952)~
弘前市生まれ。
第一回ねぷた絵展で、高校生ながら金賞を手にし、大器現るとの注目を集めて以来、常に第一線で健筆をふるう。
昭和49年(1974)から石澤龍峡に師事し、基本と絵に対する姿勢を学び、本格的にねぷた絵の制作に取り組む。
昭和54年(1979)、大阪にある国立民俗学博物館にねぷたを常設展示。
昭和58年(1983)、NHK「紅白歌合戦」の出演ねぷた制作。
昭和61年(1986)、NHK大河ドラマ「いのち」の中のねぷた関係美術担当など多数。
現、津軽錦絵作家協会会長。

10月/歴代の組ねぷた
弘前ねぷた300年祭カレンダー10月

【10月に掲載されているねぷた(右上より時計回り)】
●昭和50年(1975)・上和徳・絵師 工藤新子、組師 盛五郎
●平成29年(2017)・西地区ねぷた親交会・絵師 小山内盛暢、長内雲元
●平成 4年(1992)・弘前市役所職員福利厚生会・絵師 佐藤大節
●大正 4年(1915)・土手町青年団・絵師 竹森節堂、組師 長尾宝運
●昭和31年(1956)・弘前繊維卸商有志、人形骨組・絵揮毫共 竹森節堂
●平成29年(2017)・盟友會・絵師 野村雄大
●平成22年(2010)・富田清水町会青年部・絵師 安田昭治
●昭和30年(1955)・東長町・絵師 竹森節堂、組師 竹内弘七
●昭和25年(1950)・東長町・絵師 竹森節堂、組師 竹内弘七

11月/歴代の扇ねぷた
弘前ねぷた300年祭カレンダー11月

【11月に掲載されているねぷた(右上より時計回り)】
●昭和38年(1963)・弘前マツダ・絵師 竹森節堂
●明治39年(1906)・暘明館・絵師 伊藤鶴村
●昭和59年(1984)・清水森ねぷた会・絵師 佐藤大節
●昭和30年(1955)・松森町・絵師 吉崎微笑
●昭和46年(1971)・弘前米商団・絵師 長谷川達温
●昭和22年(1947)・代官町・絵師 竹森節堂
●明治45年(1912)・和徳・絵師 竹森節堂

12月/歴代の扇ねぷたと組ねぷた
弘前ねぷた300年祭カレンダー12月

【12月に掲載されているねぷた(右上より時計回り】
●昭和54年(1979)・弘前市役所職員福利厚生会・絵師 工藤甲人
●大正 5年(1916)・土手町青年会・絵師 竹森節堂
●昭和60年(1985)・元寺町文化協会・絵師 阿部義夫
●昭和40年(1965)・清野袋・絵師 福士朋石
●昭和60年(1985)・松原ねぷた愛好会・絵師 高橋翔龍
●昭和34年(1959)・市制70周年で制作されたねぷた、絵師 竹森節堂
●平成18年(2006)・NTTねぷた愛好会・絵師 藤田猛士
●平成元年(1989)・小栗山ねぷた愛好会・絵師 長谷川寿一
●昭和28年(1953)・絵師 竹森節堂(左側)


弘前ねぷた本

弘前ねぷた本

 本書は昭和58年発行の『弘前ねぷた~歴史とその制作~』の増補改訂版とも言えるものです。
 『弘前ねぷた~歴史とその制作~』の構成内容は、弘前ねぷたの歴史と制作の関するものでありましたが、本書はこれを再編集、加筆したものです。
 「ねぷたの概要」、「ねぷたの現代」、「運行と担い手」、「資料編」等の章を加えた盛り沢山の充実した内容となっています。

■販売店
青森県内有名書店、弘前市まちなか情報センター、弘前市立観光館1F事務室、弘前市りんご公園

■定価 3,850円(税込)

詳細はこちらから

インターネット通信販売

弘前ふるさと宅配便(STORES)で販売中です。

Pagetop